キャリア - スレイヤー

「ケダモノを屠るのは立派な業績だ、その道半ばで死ぬのは“栄光の最期”だ!」

――“砕かれた鎚”ダヴィク、スレイヤー

新たなる脅威に対抗すべく、ドワーフたちはカラク=カドリン(Karak Kadrin)の"鉄拳王"ウングリムに面会を請い、スレイヤー(Slayer)たちにこの戦いに加わるよう呼びかけてもらえないかと頼み込んだ。スレイヤーは死を運命づけられたドワーフで、高貴なるオーダー軍においてもっとも危険な戦士団である。なにせ、彼らは死をまったく恐れないのだ。事実、スレイヤーは死を追い求めている。彼らの失った名誉は、死をもってするほかに回復させる手段がないからだ。スレイヤーの戦いぶりは凶猛このうえなく、その戦いぶりにふさわしい印象的な姿をしている。全身に施した儀式的なタトゥーと、誇らしげなオレンジのモヒカンを見れば、戦場で見誤ることはない。スレイヤーが戦いを始めたところには、虐殺がついて回る。

多くの他種族は約束や責任といったものを実用的な観点から見ていますが、ドワーフは名誉を何よりも重んじ、誓いをあくまでも守り、まるで強迫観念に取り憑かれているとしか思えないほどです。もしなんらかの理由で誓いが果たせないとなると、そのドワーフは他種族には想像もつかないほど深く恥じ入るのです。ひどい不名誉を負ったドワーフに選択肢はひとつしかありません。グルングニ神の前でスレイヤーの誓いを立て、名誉の戦死をもって自らの罪をあがなうと宣誓するのです。スレイヤーとなるものは使い慣れた鎧を脱ぎ捨て、鬚を剃り、儀式的なタトゥーを自分自身で入れ、自らをさいなむ恥辱と後悔を振り払うのです。他のドワーフと同様にスレイヤーも頑固で、静かに死んでいくことはまったく性に合いません。スレイヤーとなったからには、無慈悲な恐ろしい戦士であり、その身を戦いに投じることに後悔はありません。苦痛に満ちた旅路を終わらせるに足る強敵を求めての決死行、それこそが彼らにとっての幸福なのです。

スレイヤーの特徴

スレイヤーは生涯、己の不名誉や喪失への怒りを一時も忘れることなく抱き続けます。敵との戦いがつづくうちにスレイヤーは刻一刻と怒りを募らせていきます。そして一方、死による贖罪を己にもたらすほどには強くない敵への、猛烈な憤りと悲しみに包まれます。この怒りが恐るべき憤激へと高まり、さらにいっそう強まっていくうちにスレイヤーはますます危険な存在となっていくのです。最終的に、彼らの怒りが肉体に与える負荷は限界に達し、その体力はひどく脆弱化することになります。

スレイヤーをプレイする

スレイヤーは荒々しい攻撃の専門家です。怒りが高まるにつれて、その攻撃力はますます強まっていきますが、最終的には疲労のツケを払うことになり、打たれ弱くなっていきます。自らの消耗をまねく強力な攻撃を繰り出すことで、その怒りを一時的に弱めることはできますが、スレイヤーの怒りが完全に静まることは決してありません。その怒りはすぐにまた燃えさかっていくのです。スレイヤーをプレイするならば、究極的には次の選択を迫られることになるでしょう。ひとつは怒りが身を焦がし尽くすに任せて猛烈な怒りを内に留め続けていく戦い方。もうひとつは、頻繁に怒りを消費するかわりに、猛烈な怒りの力には頼らずに済ませる戦い方です。あるいはそのふたつの中庸を注意深く保つやり方もあるでしょう。どのような戦い方を選ぶにせよ、あらゆるスレイヤーが戦場における恐るべき攻撃戦力なのであります。

スレイヤーを敵に回す

スレイヤーが鎧を身につけることはほぼありません。ドワーフの不屈の精神とスレイヤーの一本気な性質が、充分に鎧の代用となっているのです。スレイヤーを倒す最高の戦術は、スレイヤーの武器のとうてい届かない遠距離から、即座に倒してしまうことです。スレイヤーと長時間にわたって交戦するのは、すこぶる分の悪い賭けとなることを忘れないでください。スレイヤーによる最初の突進を受けてなんとか生き残ったとしても、スレイヤーは怒りが高まるにつれてその腕力も増す一方なのです――とはいえ、最終的にその怒りが仇となって、あなたに有利に働くかもしれません……それまで生き残れたらの話ですが。

スレイヤーの装備

  • ほとんど裸で、タトゥーを入れています。重い腕輪や籠手を身につけ、鬚は剃ってモヒカン刈りにしています。
  • 凝った装飾の首輪、籠手、ガードル、分厚く重いブーツを防具としています。
  • トロールの皮、ジャイアントの歯、ディーモンのドクロといったものを戦利品として身につけています。
  • 業物のドワーフ・ハンマーやアックス、あるいはスレイヤーの代名詞ともいうべき武器、ドワーフ・グレートアックスを武器としています。

スレイヤーのマスタリー

トロール殺しの道
"トロール殺しの道(Path of the Trollslayer)"は、名誉を汚されたスレイヤーの怒りを極限にまでため込むことに重きをおきます。この怒りが彼らをすさまじい攻撃マシーンに変 え、その代償として肉体は限界を超えるまでに酷使されるのです。そのため、すぐに燃え尽きて防御力も大きく低下し、打たれ弱くなるのですが、この道を究め たスレイヤーならどんな敵でもあっという間に倒してしまえることでしょう。この道を歩むスレイヤーは、単独行動中の敵を狙うことに長けています。

巨人殺しの道
"巨人殺しの道(Path of the Giantslayer)"を歩むスレイヤーは、絶え間ない強力な打撃で敵を叩きのめします。恥辱を受けたドワーフは、怒りのはけ口として続けざまに攻撃 を繰り出し、それによって肉体が疲労していきます。怒りを徐々に放出するため、彼らは怒りのもたらす猛烈な怪力の恩恵にあずかることはありませんが、その 代わりに燃え尽きて打たれ弱くなることもないのです。この道の達人は的確な決定打で敵にとどめを刺すことを好み、敵のひ弱な攻撃をうまくあしらうことを得 意とします。

スケイブン殺しの道
"スケイブン殺しの道(Path of the Skavenslayer)"は抜け目のなさを発揮して一度に複数の敵と戦うことに重きをおきます。スケイブン殺しの特徴は、スレイヤーの極端なふたつの 戦闘スタイルのバランスを取ることで、この道の達人は自分の怒りを抱えて攻撃を行い、かつ過度に打たれ弱くなるまえに捨て身の一撃を繰り出す冷静さを持ち 合わせています。主に戦術面での訓練を積んだ結果、この道を極めるスレイヤーは、微妙な戦況の変化を読み取ることで、複数の敵とも容易に渡り合うことがで きるのです。